仲里依紗 新着商品!
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「なぜか」印象に残ってしまった本 |
この作品単体の面白さはそれほどでもないのですが、なぜか最後まで読んでしまいました。
それだけの力がある作家さんなんだな、と感じました。
実力の片鱗は感じられたので、他の作品にも手を出してみようかと思います。
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不気味かも |
日日日さんはライトノベルから入ったんですが、書店でたまたま見かけてこちらも手にとってみました。驚いた。鬱でした。
ライトノベルではけっこうお馬鹿な話ばかり書いている印象があったので、ちょっと新鮮に重いながら最後まで読みました。ファンタジー要素が皆無(「幽霊」は出てきますが、妄想として語られているし)なので、そこもライトノベルから入った身としては新鮮というか。
おどろおどろしく、不気味。
でもリアル。
一般文芸としてどういう評価を受けているかわかりませんが(レビューを見るかぎり評判悪いっぽい?)、ちょっと違う日日日さんの本を読みたい人にはお勧めかも。
ただ読後感がすごい悪いというか、気持ち悪い……。
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評論家という職業は解説を書く上では必要な職種のようです |
破綻した家庭で両親にエグい虐待を受けている無気力な高校生の「モンちゃん」を狂言回しにして、オカルト大好きで電波な幼なじみの「ちーちゃん」との関わりを中心としたウツウツ高校生活からのささやかな救済を描いた作品。
文章、構成はさんざ言われるようにミステリなしの西尾維新のエピゴーネン。リズム感は本家を大分消化できており、1時間もあれば楽に読める。だが感情の書き分けがかなり雑で、主人公が情緒不安定なのを表現しようとしている点を差し引いても細かい構成はメールやブログレベルの域を出ない。
オチもいきなりとってつけたようで、伏線もあったものではない。「ぶんがく」ぶろうとしているが、しれっとした主人公に女の子が寄ってくるという学園ラノベの王道からは外れていない。
しかし本作の内容は、一度でも家庭崩壊の危機に見舞われた、または家族の仲がうまくいっていない経験がある方にとっては、かなり心にヒリヒリする感触を与えるはずだ。それが本作の良くも悪くも魅力となっている。筆者は平凡な日常が一番などと冷静を装うがキレやすく、他人を皮肉っぽく見下す主人公(今のオタクへの皮肉か)も、著者の文章も好きになれなかったが、話全体に流れる居場所のないいたたまれなさには引き込まれた。
しかし他の著作はいかにも今風伝奇テイストラノベ。本作が好きになっても、手を出したくなるかといえば微妙だ。
ついでにレビュータイトルについてだが、ラノベ作家の解説はもういらない。いくら現状批判をのたまっても、その潮流の一環に擦り寄ったファンタジーラノベしか書けないのはどこのどいつだ。確かに著者のあとがきは青二才臭むんむんだが、言葉使いを説教するなら三島由紀夫や小池真理子の詩的表現や耽美主義の読んでて小恥ずかしい安易な真似がいつまでも進歩しない自身の現状を考えてもらいたい。
本文3、あとがき&解説?2、好み+1。
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祝☆☆☆仲里依紗主演で映画化だそうです!! |
虐待されてるモンちゃん、ひたすら幽霊好きのちーちゃん、微妙なしゃべり方で飄々としてる武藤先輩、逸脱した青春と恋愛未満の淡い心情、そしてクライマックスとしてのドラスティックな暴力描写、なだれ落ちてく日常感覚、最後のホラーなオチにしても映画のネタとして最適と思われます。 ―で、「アイランドタイムズ」で素晴らしかった仲里依紗がちーちゃんを演じるそうで☆「薄く染めた茶髪の三つ編み、白すぎるほど白い肌」まさにハマり役!ちーちゃんの言動や振るまいのすべてを仲里依紗の姿で「想像読み」したので、おもしろかったし、ひときわ愛着がわく小説となりました。 あと武藤先輩、あの微妙な口調で飄々としたキャラを誰が演じるのか?個人的には谷村美月にやってもらいたいとか思うんですが・・・。
―とにかく逸脱した青春小説として、リーダブルでいっきに読めるユニークな秀作!映画化を機にこれからまた注目されると思うので嬉しいです。
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新しい感性の萌芽を感じる |
本作品を読んでの、まず一番の感想は「読みやすい」です。
やはりこれはライトノベルとしか言いようがないでしょう。
文体が軽く、展開が早く、ほとんど頭を使わずに読み通せてしまいます。
ただ、さすがに文章はうまいし内容もそれなりに面白いのは確かです。
難しい言葉や言い回しなど、まだまだ自分のものにできていませんが、がんばって「ぶんがく」作品にしようとしているあたり、微笑ましいものがあります。
また、リアルと非リアルの境界付近をふらふらと浮遊している感じが、いかにも現代の高校生の感覚らしくて味わい深いです。
いや、彼らにとってはそういう浮遊した感じこそが「リアル」なのかもしれませんが。
ひとりの作家として、ひとつの作品として評価するならば、決して高い評価は与えられません。
はっきり言って、星2つが限度でしょう。
しかし、新感覚の現代作家のデビュー作として、ちょっと触れておくのにはちょうどよいかと思います。
いま、ライトノベル、あるいは「ぶんがく」というものがどこへ向かって進もうとしているのかを知るうえで、よいサンプルになるかと思います。
まあいろいろ言っても面白いことは確かなので、読んで損した気分にはならないと思いますよ。



