黒木メイサ 新着商品!
![]() |
緻密に作られた傑作 |
オープニングシーンは1カットで7分弱。その中で、登場人物をさりげなく紹介し、さらに「●●の映画ではワンカットが何分間」と登場人物の一人に言わせる。これ以外にも、映画好きがクスっと笑うような隠しアイテムがいろいろ含まれている。全体をとおしては、「アメリカの夜」に匹敵する映画に対する愛情溢れる作品。
映画マニアでない人が観ても十分楽しめるし、中高年が感情移入しやすい中條教授というキャラクターも配置しているし、いろいろな意味で緻密に作られた傑作です。
![]() |
期待しすぎました… |
役者の演技とかは 申し分ありません。青春映画だと思えばいいんでしょうか。最後のシーンは 現実なのか劇中劇なのかわからなくなりました。
![]() |
打ち震えるシーン多数 |
この映画には観ていて鳥肌が立ち、打ち震えてしまう
ようなシーンが多数あります。
『退屈な殺人』と『異邦人』が重ねて音読されるシーン。
不意なキスシーン。
屋上での出来事。
ラストのまるで本当にそこで起きているかのような
殺人描写。
それらの全てが観ている者を震えさせ、二重構造の物語
に沈められてしまいます。
登場人物の大学生のほとんどが少々言葉遣いがおかしかった
りしますが、そんな中にふと現れる「リアル」が鋭く突き
刺さってきます。その落差が逆に心地よかったりします。
一回観てしまうと、自然とまた観たくなる。
クセになる映画です。
![]() |
映画ファンなら観ておくべき記念碑 |
カンヌ映画祭エントリー、ニューヨーク映画祭招待、そして東京国際映画祭邦画部門で作品賞受賞と、輝かしい評価の本作は?
学生達の映画製作に捧げる情熱の中で・・・映画ファンに嬉しいオマージュ満載。ギャグ映画かと思わせる笑いも満載。恋愛要素も満載・・・と書くと、なんだよくある学生青春モノ?と思うかもしれませんが。
いや、そう思いながら観てください。
「震撼」させられます!
観客が余裕で笑いながら観ていると・・・いつしか迷宮へ。
いつの間にか「あなたが試される」。
傑作です。
![]() |
映画ファンをニヤリとさせる2重構造の青春映画 |
学生たちが制作する映画「タイクツな殺人者」というのが「人殺しを経験してみたかった。人を殺したらどうなるか、実験してみたかった」という、2000年5月、愛知県豊川市で実際に起きた老婆刺殺事件の犯人である男子高校生の証言を手がかりに作られています。
不条理殺人が題材であり、重いテーマも内包していますが、学生達による映画製作の過程、クランクイン直前の緊迫感、彼らの映画への純粋な情熱。そして、恋と友情が交錯する青春映画としても、とっても面白い。
「ザ・プレイヤー」「ベニスに死す」「アデルの恋の物語」などへのオマージュ(パロディ?)ゴダール、ヒッチコック、コッポラ、カラックス、タランティーノ、等々の監督の名が飛び交う小ネタも映画ファンのオタク心をくすぐります。(笑) 実際はもっと細かくて複雑なんでしょうけど、製作時のスタッフたちの精神状態や考え方、感性のぶつかりあいなど、映画製作の過程を疑似体験できるという面もあります。
学生の物語なので、若手の俳優(35歳の大学生役の田口トモロヲもいますが)が大勢出演しています。それぞれ個性的で良かったのですが、中泉英雄という新人俳優が素晴らしい!! また、吉川ひなのが、適役というか、圧倒的な存在感で本当にスゴかった。
現実なのか映画なのか? あの迫力と観客を惑わすラスト。また、エンドロールに付随する映像も圧倒的です。


